【乾燥式生ごみ処理機】パナソニックMS-N53XD を使った感想

ライフハック
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ずっと気になっていた生ごみ処理機。
でも処理方法がいくつかあって、価格帯も広くて、サイズもまちまち…。
どれを選べばいいのかよく分からず幾数年、ついに購入しました。

選んだのは「パナソニック」の物! 
これを選んだ理由と、使ってみての感想を書いていきます。

正直、生活が変わる家電です。

生ごみ処理機を選ぶ

3つの種類と特徴

生ごみ処理機には大きく分けて3種類あります。
大雑把な特徴は以下のようになっています。

①バイオ式
・微生物に分解してもらう
・屋外設置
・良いやつは高い(10万以上)
・安いやつは安い(コンポストなど、数千円)

②乾燥式
・高温で乾燥処理
・基本的に屋内設置
・高め(数万円)

③ハイブリッド式
・乾燥&バイオ処理両方する
・基本的に室内設置
・高い(十数万円)

この他にも「音・臭い・電気代・手間のかかり具合」などなど、特徴は沢山あります。
が、その辺りは各製品によってかなり差があるので、実際に各製品を個別に調べないと何とも…。
生ごみ処理機の検討は、かなり手間がかかりますね(笑)

選んだ決め手

我が家は上記②の乾燥式処理機「家庭用生ごみ処理機 MS-N53XD」に決めました。
決め手となった理由は5つです。

1 キッチンに設置できる
生ごみはキッチンから出ます。
なので、すぐ捨てられるように、設置場所は絶対キッチン
水が垂れることもある生ごみを、毎回屋外に持っていくとか…私には無理です。
臭いや音を重視する人にとっては屋外の方がいいでしょうが、我が家は手間のかからなさ重視です。

2 容量多め
こちらの製品、小型な割に容量が多めです。
容量2キロ(約6リットル)が処理できます。
1人暮らしには不要だろうけど、4人家族で今後さらに生ごみが増えると予想される我が家は、この位の容量が必要です。

3 追加投入していける
1回処理したら、どんどん追加投入していけます。

つまり「処理→捨てる→処理→捨てる」じゃなく「処理→処理→処理→…捨てる」ということ!
毎回内容物を捨てなくていいのは、素晴らしく手間がはぶけます。

4 堆肥として利用できる
私としてはこれが一番重要でした。
処理後のものが堆肥利用可!!
堆肥利用できないなら生ごみ処理機はいりません。
多少高くても堆肥利用は絶対です。
ガーデニング大好きですからね。

5 定期メンテナンス不要
バイオ式だと、どうしてもバイオチップの交換などが絡んでくるんですよね。
微生物の力を使っているので当然なのでしょうが…正直面倒です。
その点この乾燥式はそういった手間が無いのが良いです。

こんな感じで選んだので、電気代・音・臭いは二の次でした。
まぁ、パナソニック製品ですから、そんなに悪いスペックじゃないでしょう。

ちなみに価格は約8万円ほどです。
まぁ、乾燥式としては妥当な価格だと思います。
自治会の補助金が3万円だったので実質5万円…。
これが高いか安いかは、実際に使用してから検証します。






ちなみに…これの他に迷った2商品がこちら。

1 生ごみ処理機 ナクスル

ハイブリッド式大容量、正しく使っていればバイオ材は交換不要
ロングセラー商品で安心感は抜群です。
良いですね! しかし…
ちょっとサイズが大きいのと、価格がかなり高め、定期的なUVランプの交換が必要との事
以上の理由で却下されました。

しっかりしたホームページもあるので、スペースと予算に余裕がある人は除いてみてもいいかもしれません。




2 NAGUALEP 生ごみ処理機


比較的新しい商品、スタイリッシュな見た目、ハイブリッド式、圧倒的に少ない電気代
良いですね! しかし…
新しすぎる&聞いたことないメーカー、容量が少な目、活性炭フィルターの適期的な交換が必要との事。
以上の理由で却下されました。
もし一人暮らしならこれにしていたかも?

実物の様子

思ったより大きな段ボール箱がきました。
大人がすっぽり入れるサイズ…。
え?思ったより大きめ? 置けるかなと心配になります。

思ったより大きい段ボール

開封。
このようにしっかりと梱包されています。

発泡スチロールでガッシリホールド

取り出してみると…ポットみたい…。
デザイン、ダサい(笑)
でもまぁサイズは許容できる大きさかな? 思っていた通りの場所に置けそうで安心です。
あと、アースついてるんですね。 一応接続しておくかぁ。

処理機正面

中はこんな感じです。
やはりポットみたいです。
底に撹拌用の部品が付いていますね。
淵近くに「この線以上に生ごみを入れないでください」というシールが貼ってあります。
こんな上まで入れて大丈夫なんですね。

ポットみたいな内部

混ぜる部分

スイッチなどのボタンはこれだけです。
なんてシンプル。
今どきの家電なのに、ボタンが4つしかないなんて…
全く気取っていなくて好印象です。

シンプルなボタン類

ちょっとだけ入れてみました。
玉ねぎの皮とか、オレンジの皮とか。
試運転です。

投入時の様子

運転後はこうなりました。
容量がグッと減り、パリパリに乾燥しています。
思ったより細かくなってはいないけど…
ま、この後も追加投入して運転していくので、それで随時細かくなっていくでしょう。

処理後の様子

1ヵ月使用した感想

購入から1月たちました。
使い勝手がわかったので、感想を書いていきます。


処理中臭いはします。
とはいっても、生ごみの匂いではありません。
機械が高温になった匂いというか、香ばしい匂いというか、超具体的に言うと
「家庭用綿あめ器が稼働中の匂い」です。
別に臭くはないけど、あえて嗅ぎたくはありませんね…
なので、タイマー機能を利用して真夜中に処理するようにしています。
そうすると朝には何の匂いも残っていません。優秀です。


稼働音もそこそこします。
冷蔵庫の音よりは大きいですね。
しかし部屋の外までは聞こえないので、真夜中に処理すれば一切気になりません。
優秀。

電気代
これはまだ何とも言えません。
今は涼しい季節なので、処理するのは3日に1度くらい。
そんなにかかっていないんじゃないかな~と思います。
夏になって頻繁にかどうすると、電気代がどうなっていくかしっかりチェックしていきます。

手間
全然手間がかかりません。
素晴らしく快適です!

三角コーナーからポイっと入れるだけで良いです。
ある程度溜まるor匂いが気なったら夜中に稼働させればOK。
4人家族で2週間以上内容物を溜めて置けます。

堆肥化
普通の乾燥モードとソフト乾燥モードの2つがあります。
堆肥として使うならソフト乾燥モードです。
が、普通の乾燥モードでも遅効性堆肥として使えるそうです。
普通の乾燥モードの方が電気代がかからないようなので、我が家は普通モードで使っています。
処理済みの物を土に混ぜましたが、元生ごみとは思えない程馴染んでいます。

処理できない物
ほとんどの食品は処理できました。
たまに残ってしまっても、追加で稼働させてる間に粉々になっていきます。
ただ、さすがに大きめの魚の骨や、手羽元などは処理できませんでした。

機能面は間違いなく100点です。
内容量が多いことと、タイマー機能があることがとても役に立っています。
「面倒くさいな」と感じることは全くありません。
むしろ、ゴミ出し回数が半分になり、手間が減ったほどです。

後はデザインです…。私は嫌いじゃないけど…。
もう少しお洒落なデザインにした方が、若い人に売れるのでは?とパナソニックさんに言いたい(笑)

6か月使用しての電気代

購入から半年たちました。
気になるのは電気代です…。あまり変わらないのか?大幅に増えたのか?

結論からすると、生ごみ処理機による電気代の増減は不明です!
何故なら、我が家の電気使用量、去年の同月と比べて減っているからです…。
どうしてかな? エアコンに室外機カバーを付けただけで、節電に力を入れてはいないんですが。
まぁ増えていないことは確かです。
生ごみ処理機によって多少は増えているはずですが、気になるほどではないということですね。

それにしても…電気使用量は昨年より少ないのに、電気代は上がっています。
電気の単価が値上げしているからです。時代を感じます。




まとめ

生活が変わる家電でした。

価格は高いけど、それに見合う機能と快適さがあります。
バイオ式と違って定期的なメンテナンスがいらないのも良いです。
力業で乾燥させるので虫が湧く心配もないです。
電気代も、気になるほど使うわけではないようです。

デザインにこだわらないなら、間違いなく買って後悔はしません。
自治体によって補助金もでます。
生ごみ処理機を使って、「エコ・快適・ガーデニングに嬉しい生活」を送ってみてはいかがでしょう?