かなり育てやすいつるバラに群舞というものがあります。
私がバラを育て始めるきっかけとなったバラで、今も庭の片隅を彩ってくれています。
我が家の群舞の様子を書いてみます。
群舞とは

群舞とは、つるバラの一品種です。
ざっくりいうと以下のような特徴を持っています。
- 1季咲き
- 房状の花
- 香りなし
- トゲなし
- 強健
- 耐病性強
- 虫が付きにくい
つるバラの中でもかなり大きくなるタイプだと思います!!
植え付け場所は要注意ですね!
残念ながら香りは全くありません…。
しかしその代わり(?)トゲも全くありません!!
トゲなしのバラと言えばモッコウバラが有名ですが、それと同じくらいツルツルの枝です。
本当に一つもないので、うっかり怪我をすることはありません♪
花は、写真のような可憐なピンクの花です。ちょっと八重の桜みたいだなと私は思っています。
これがまた可愛くて、一枝で小さなブーケが出来るくらい沢山咲いてくれます。
性質も、かなり強健で耐病性も強いので、バラ初心者の方にとてもおすすめです!!
我が家の育て方
かなり大きくなるので、広いスペースが確保できる場所に植えます。
私は、庭のフェンスに誘引しようと思いこの場所に植えました。

この写真は植え付けてから1年後の写真です。1分咲きくらいですね。
植え付け時は30㎝ほどの苗でしたが、たった1年で2m近く伸びました。
その後も勢いは止まらずどんどん成長していきますので、支柱を立てたりして枝を整理しています。
育て方や誘引方法は普通のつるバラと同じで大丈夫ですが、
育ててみて特徴的だなと思ったことが3点あります。
一点目
まず、冬の剪定ではバシバシ切ってOKという点。
根元から新しい枝がどんどん出てくるので、どんどん切って、枝の更新をしっかりしていきましょう!
二点目
そして肥料がいらないという点!
この群舞、肥料をあげなくても勝手に大きくなるし、大量の花が咲いてくれます。
素晴らしいですね!
三点目
最後に、消毒もいらないという点!!
消毒なしでも病気にならないし、ほどんど虫も付きません。
虫が付いたとしても少しだけで、放置してもいいかな~という程度です。

2年後にはこんなに満開の花を見せてくれます。
道行く人がちょっと止まってみていく位には派手に咲いてくれますよ~。
育ててみて分かった大変な点
大きくなりすぎます…。
枝が細くて曲げやすいので、低いフェンスにちょうどいいと誘引してみたのですが、
フェンスの隙間からすごい勢いで枝が伸びていきます。
そこだけまるでジャングルの状態で、釣り竿のような枝がヒュンヒュン飛び出していきます。
しかも隣は普通の道なので、放っておくと車や歩行者の迷惑に…。
トゲがないのが救いですが、頻繁に枝の整理をしなくちゃならないのは個人的にマイナスです。
私が買った新苗は接ぎ木苗でした。だから余計に大きくなるのかな?と思い、
同じ場所で、現在は挿し木の群舞を鉢植えで育てています。
これでちょうどいいサイズに管理できるといいのですが…今後に期待です。
挿し木鉢植え 群舞 その後
接ぎ木苗&地植えは大きくなりすぎるので、挿し木&鉢植えで育て始めた群舞。
2022年の姿がこちらです。


?
少し大きくない?
いや、まだ全然巨大ではないけど…
鉢植えでこんなに大きくなる…?
そういえば、ここ1年水やり1回もしてないぞ。
鉢は地面に直置きだぞ。
結論。
鉢の穴から根が伸びて、地面に張っていました!
それもかなり太い奴です。
恐るべし、群舞。
生命力が強すぎます(笑)
どうしようか悩みどころですが、
「まだまだ困るサイズじゃない&鉢の穴自体は小さい」
事を考慮し、このまま放置することにしました。
さらに巨大化するならアレですが、このくらいのサイズなら許容範囲内です。
枝ぶりや新梢の発生具合も、地植えの頃より格段に穏やかですし。
何といっても、つるバラはそこそこ大きくないとね!
そんな挿し木&鉢植え群舞、満開になりました~


やはり美しいです…
いいバラ。
まとめ
つるバラ群舞、育てやすくとても奇麗なバラです!!
肥料も消毒もいらないし、虫もほとんど付きません。
トゲのない細いしなやかな枝は、誘引もしやすいです。
今後もキレイに咲いてくれるように育てていきたいバラですね!
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