ダイニングチェアの座面がボロボロなので、思い切って張り替えてみます。
素人が1脚30分で作業した様子を書いていきます。
必要な物
- 布(1脚につき約60×60㎝)
- タッカー
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ペンチ
- ハサミ
布とタッカーがあれば簡単に張替が出来そうですが、意外とそのほかの工具も使います。
プラスドライバーは座面を取る時に必要です。
またマイナスドライバー&ペンチは古いタッカー針を抜くときに使います。
タッカーの針を抜く専門工具(タッカー用リムーバー)もあるようですが、今回は使いませんでした。
張り替え用の布の購入
今回は布で張り替えようと思います。
早速、大手通販サイトで見てみると「椅子張替 布」が沢山出てきました。
有名メーカーのしっかりした布で、サンプルを送ってくれるお店もあります。
早速幾つかサンプルを取り寄せましたが、さすがとても良い品質の布でした。
あとは、お値段(10㎝250~500円)&送料(大体800円!)との相談です。
どれにしようかな~と迷う中、ふらっと入った某激安衣料品店サ〇キ…
ピッタリの布が激安でありました!
150×100㎝で650円、品質は有名メーカーのものより落ちるけど耐久性は問題なさそう…。
はい、即購入です。というか、安すぎません?
といったように、使う布は自分の好みのものでOKです。
座面を外す
今回張替をするのはこの椅子です。
かれこれ6年ほど使用し、合成皮革はボロボロ…一部ガムテープも貼ってあります。
![ボロボロの椅子](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/07/20210726_152116.jpg)
まずはこの座面を木枠から外していきます。
椅子をひっくり返すと、上下左右1か所ずつネジで固定して在りました。
このネジをプラスドライバーで外します。
![木枠と座面を固定している4つのネジ](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/07/Inked20210726_152137_LI.jpg)
4本だけなので、手回し式のドライバーでもいいですが、電動ドライバーがあればその方が便利です。
私は電動でやってしまいました。
![外した座面](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/07/20210726_152236.jpg)
ここまでは簡単でした。
黒い部分は不織布です。
保護のためか目隠しか?不織布もタッカーで止めてありました。
座面が取れたら、次は合成皮革を外していきます。
シート部分を外す
黒い不織布と合成皮革を止めているタッカー芯を外していきます。
マイナスドライバーを隙間に差し込み、芯を浮かせます。
浮かせて取れちゃえばそれでいいけど、ほとんどの芯は取れないので、その状態からペンチで引き抜きます。
![タッカーの芯](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/07/20210726_152242-1024x768.jpg)
とりあえず黒い不織布を取って見ました。
すると、びっくりするくらい多くのタッカーの跡が!
こんなに頑丈にくっ付けるんですか?
![大量のタッカー跡](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/07/20210726_153106-1024x768.jpg)
剝がすにはこれを全て取らなければいけません…。
この作業が予想以上に大変で、15分以上はかかってしまいました。
もっと止めてあるのは少ないと思ってた。
手が少し痛くなりましたが、無事に剥がせました!
![座面シートを剥がしたところ](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/07/20210726_155003.jpg)
新しい布を貼り付ける
次はいよいよ新しい布を張っていきます。
まずは古い合成皮革のサイズを参考に、ちょうどいいサイズに布をカットします。
この時少し大きめにカットすると「ちょっと足りない!」なんてことが無くなります。
余った部分は後からでも切れますからね。
![適当にカットした新しい布](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/07/20210726_155214.jpg)
カットした布を座面に被せタッカーで止めていきます。
タッカーというのは大きなホチキスの事です。
ホームセンターで1000円未満で売っていますが、ダイソーにも売っています。
私はダイソーの300円のを使いました。
300円だけど、家庭で使う分には十分な品質でした。
![タッカーで止めていく](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/07/20210726_155859.jpg)
横のカーブ部分にしわが出来ないように止めていきます。
裏側はどんなにぐちゃぐちゃでもOKです。
止め終わったら、外しておいた黒い不織布を再度付けます。
組み立てる
あとは組み立てるだけです。
外した時と同様に、椅子をひっくり返してネジで固定します。
この時、ネジ穴の部分に布がかぶってしまいます。
電動ドライバーなら勢いで布を貫通出来るけど、手回しドライバーだと貫通出来ないかも…。
その時はネジ穴部分だけ布をカットしておきましょう。
完成!!
![](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/07/20210726_160457.jpg)
素人作業なので、端にしわが寄ってしまったりと多少の粗はありますが…。
うん、おおむね満足のいく出来栄えです♪
1脚張り替えるのにかかった時間はおよそ30分でした。
2脚目、3脚目となれて来るともっと早くできそうです。
まとめ
ダイニングチェアの座面張替はとても簡単でした。
初めてやって1脚30分で出来ました。
作業自体も難しい手順がなく単純明快で、力もいりません。
古くなった座面は、好みの布・レザーを使って張り替えるのがおすすめです。