宿根草の【セント―レア】を種から育てて見ました。
開花までに丸々3年かかりましたが、ついに綺麗な花を見ることが出来たので様子を書いていきます。
セント―レア
- 宿根草
- キク科
- 5~8月の開花
- 花色 紫・白・黄色・ピンク(品種による)
宿根矢車菊とも言います。
いくつかの品種が出回っていて、ものによって育てやすさが違います。
私が育てているのは「デアルバータ」という品種になります。
種からの4年間
種は国華園から購入しました。
ちょうど色々種まきをしたいと思っていた時期で、色んな宿根草の種を購入した中の一つです。
直播で庭の1区画に撒いておきました。
芽が出なかったり、育たなかったら「それはそれでいいや」という安易な気持ちで育て始めます。
1年目
春に種まきをしました。
順調に発芽し、順調に成長したと思います。
1年草の方の矢車菊は種まき後すぐに大きくなって開花したので、セント―レアも開花を期待しましたがダメでした。
ま、宿根草ですからね。開花は来年以降でしょう。
サイズ的にはそんなに大きくならず、大体15センチくらいの苗になってこの年は終了しました。
2年目
無事に冬越しし、「この春咲くかな~?」とウキウキしながら観察します。
そして咲きませんでした…。
2年目も咲かないのか~と少し残念です。
が、苗は1年目よりだいぶ大きくなって、30㎝程の株状になりました。
3年目
3年目の春も開花しませんでした…。
ここにきて「え?これって本当にセント―レア?」と疑惑を持ちます。
適当に種を蒔いたから、もしかして雑草育ててたりしない?
しかし葉っぱは確かにセント―レアのものっぽいし、雑草だとしても何か花が咲きますからね…。
疑念を持ちつつ経過観察します。
サイズはさらに大きくなり丈が50㎝程の株になりました。
4年目
もはやその存在を忘れかけていたセント―レア…。
何か大株の植物があるな~と、花じゃなく葉を観賞していました。
そんな中、ついに開花しました!
やったね!
種を蒔いた時はこんなに時間がかかるなんて思いませんでした(笑)
気長に待つものですね~
ちなみに、先日国華園のサイトを覗いてみたら、セント―レアの種は売っていませんでした。
残念。
開花の様子
こんな風な真ん丸の蕾です。
1年草矢車菊の蕾にも似てるけど、帝王貝細工の蕾にも似てるな~と思いました。

しかしやはり矢車菊、帝王貝細工とは開花の仕方が全然違います。
蕾の先端から花びらが付き出して開いていきます。

開きはじめが一番濃いピンク色です。
鮮やかな色が目を引きます。
開ききると若干退色し、薄い紫色になりました。
繊細な花びらがとても綺麗です。


花持ちはあまりよくなくて、1週間持ちませんでした。
4年かけて1週間…。儚いですね。
花数もそんなに多くはありません。
花メインじゃなく、葉を観賞する方がいいかもしれませんね。
この画像は春の画像です。
少し白みがかった葉をしています。
もっと大きくなると、葉の1枚1枚がシャープになってきます。

病害虫など
4年育てていますが、全く被害に遭ったことはありません。
この辺の育てやすさは1年草矢車菊と同じですね。
あちらも病害虫被害は一切ないので…。
また肥料も一切あげませんでした。
だから花が全然咲かなかったのかな?と思わなくもありませんが(笑)
とりあえず、育てるだけなら管理はとても楽なのは間違いないです。
まとめ
セント―レアを種から育てるのは簡単です。
でも、開花までにめちゃくちゃ時間がかかりました。
パッと花を楽しみたいなら1年草の矢車菊にするか、ある程度大きくなった苗を買った方が楽です。
半面、種から育てて開花した時はかなり嬉しいです(笑)
手ごろで簡単な花に飽きてしまった人は、時間をかけてセント―レアを育ててみてはいかがでしょうか。