【アジサイの仲間】庭に植えるならどれにする?

ガーデニング
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アジサイはガーデニングでとても人気があります。
品種改良も盛んにおこなわれており、その種類は数えきれません。
どのアジサイを選ぶかによって、庭の雰囲気が変わってくるので、それぞれの特徴を知っておくといいです。

今回は、ホン・西洋アジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、コアジサイ、甘茶、タマアジサイについて見ていきたいと思います。

アジサイとは

  • アジサイ属アジサイ科
  • 落葉低木
  • 花期6~9月
  • 日陰OK

アジサイにはいろいろなものがありそれぞれに細かい名前があることもありますが、全てひっくるめて「アジサイ」として扱われます。
バラが終わった梅雨時に咲き始め、じめじめとした季節を綺麗に彩ってくれます。
地植えでも鉢植えでも栽培可能で、特に鉢物は母の日のプレゼントとしても人気がありますね。
地植えにするとかなり巨大化するものもあり、かなり見ごたえを期待できます。

一般的にアジサイと聞いてまず思い浮かぶのは「ホンアジサイ・西洋アジサイ」と呼ばれるものだと思います。
これはガクの部分が毬状になっていてカラフルな色が見れ、園芸品種として人気があります。

しかし、アジサイの魅力はホンアジサイ・西洋アジサイだけではありません。
むしろ、ガーデニング好き・和風の庭好きの人にとってはホン・西洋アジサイ以外のアジサイの方が魅力的に映ることが多いです。


ホンアジサイ&西洋アジサイ

和風の庭にも洋風の庭にも合わせられる万能タイプ!!

  • ガク部分が派手なアジサイ
  • 多種多様な色
  • 葉は肉厚で大きく、光沢あり
  • 地植えにするとかなり大きくなる事も
  • 日向でも日陰でも美しい

言わずと知れたザ・アジサイです。
額の部分が派手で、様々な色合いが楽しめます。
葉は大振りで分厚く、そして光沢があるものが多いです。
ホンアジサイと西洋アジサイは別のものですが、あまり厳密な区別をつけて売られてはいないようです。
ちなみに西洋アジサイはヨーロッパで品種改良されたもので、近年では特に「アナベル」が有名ですね。

花期は6月~7月程で、一般的なアジサイのイメージにぴったりですね。
日向でも半日陰でも綺麗に咲いてくれるので、場所を選ばずに植えることが出来ます。
梅雨時の庭を一気に華やかな雰囲気変えてくれるいい子です。



ガクアジサイ

ホン・西洋アジサイより控えめで、和風の庭に合う!!

  • 外側にガク
  • 中心部に花の集合体
  • 葉は肉厚で大きく、光沢あり
  • 地植えにするとかなり大きくなる事も
  • 日向でも日陰でも美しい

西洋アジサイの原種に当たります。
葉はホンアジサイと同じように、大きく分厚く、光沢があります。
しかし、花の部分はだいぶ違いますね。

一見花に見えるガクの部分と、中心部の小さな花の集合の2部分から出来ています。
アジサイ=ホン・西洋アジサイのイメージの人にとっては見慣れないものだと思います。

野趣にあふれており、しっとりとした和風の庭に良く合います。
最近では変わった形のガクのものも人気で、よく園芸店で見かけます。




ヤマアジサイ

和風の庭で半日陰で美しい花!!

  • 外側にガク
  • 中心部に花の集合体
  • 葉は小ぶりで薄い
  • 山間部に自生
  • 半日陰が一番美しい

山野に自生しているアジサイです。
葉も上記のものより分厚くなく小ぶりなためか、西洋・ガクアジサイよりも儚げな印象を受けます。
山間に自生しているだけあって、山野草好きの方に好まれますし、山野草との相性が抜群です。
色も赤やピンク、青や白など色々選ぶことが出来ます。
半日陰~日陰に咲く花が綺麗なのですが、あまり日が当たらないと色が抜けて白くなってしまうことも…。
植え付け場所が少し難しい種類ですね。


コアジサイ

和風の庭、木の下草・日陰の場所向き!!額のない美しい花

  • ガクがない
  • 花の集合体のみ
  • 葉が薄く光沢あり
  • 青色のものが多い
  • 樹高は1mほどで、それほど大きくならない
  • 半日陰~日陰が美しい

ヤマアジサイと同様、山野に自生しています。

派手なガクの部分がないのが特徴的です。
他のアジサイに比べると、かなり控えめな印象を受けます。

しかし、可憐な花は涼やかで、他のアジサイには絶対出せない趣を出してくれます。
日陰で咲くコアジサイの花は素晴らしい風情があります。絶対日陰に植えましょう。

タマアジサイ

和風の庭、半日陰向き、珍しい玉状蕾のアジサイ!!

  • 玉状の蕾
  • 外側にガク
  • 中心部に花の集合体
  • 葉は大きめで薄い
  • 開花が遅め
  • 半日陰~日陰が美しい

玉のような蕾が出来るアジサイです。
開花すると、青紫の花の集合体の周りに少しだけガクがあり綺麗です。
日向に植えると花の美しさが損なわれるので、半日陰~日陰に植えたいですね。

他のアジサイよりもだいぶ開花時期が遅くなっており、我が家では7月下旬にやっと開花します。


あまり育てている人はいないのか見かけることは少ないです。
しかし、アジサイとは思えない特徴的な蕾の姿を一度見たら忘れません。
アジサイ好きの人には是非一株コレクションに加えて欲しい種類です。

アマチャ

花まつりにも使われる甘茶の木、日向でも日陰でも!!

  • 外側にガク
  • 中心部に花の集合体
  • 葉は小ぶりで薄め
  • 枝が上方向に伸びる
  • 日向でも日陰でも美しい

一般的にアジサイには毒がありますが、このアマチャはお茶として用いられることがあります。

ヤマアジサイの変種らしく、花の形などは確かにヤマアジサイに似ていますね。
アジサイと言うと、上にも横にも広がって育つイメージですが、こちらは上方向に枝がまっすぐ伸びていきます。
樹高は1.5mくらいでしょうか。
不思議な色合いのものが多いので育てて見ると面白いですよ。

まとめ

一口にアジサイと言っても様々な物がありますね。
個人的にはコアジサイが一番好きです。次いで、ヤマアジサイ、タマアジサイ、甘茶の順番です。

ホンアジサイ・西洋アジサイ・ガクアジサイは公園などでも見かけることがありますが、他のものはあまり見かけません。
せっかく家の庭に植えるならちょっと珍しいのを植えたくなりますよね。
興味があれば、コアジサイ・タマアジサイ・アマチャ辺りのアジサイを育てて見てはいかがでしょう。