あざやかな青色【ベロニカオックスフォードブルー】カーペット状に広がるが、根っこがでない

ガーデニング
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人気のある宿根草「ベロニカオックスフォードブルー」を4年前から育てています。
どんどん増えるという事を聞いていたので楽しみにしていたのですが、さて、実際に育てて見たら少し違ったので様子を書いていきます。

ベロニカオックスフォードブルーとは

  • ゴマノハグサ科
  • 花期 3~5月
  • 宿根草

育てやすく丈夫な宿根草です。
銅色の葉が特徴的で、カラーリーフとしても優秀です。
また、春先に深く青い花をたくさん咲かせる様は一見の価値があります。

カーペット状に広がるので、広範囲をカバーするグランドカバー植物としても活躍します。

グランドカバーとして育てた感想

4年前にグランドカバー用に1株購入しました。
最初はよくある黒ポット苗の状態で、すぐに日当たりのよいところに地植えにしました。

「良く広がる」と噂で聞いていたので、「さぞ成長が早く広範囲をカバーしてくれる!」と期待していたのが悪かったのか…結果を言うと思ったより全然広がりませんでした!
最初の一年目で一回り大きくなったくらいで、ほぼカバー面積は変わりません…。
次の年もすこーし大きくなっただけです。

次の年は業を煮やして株分けをしてしまいました。ただでさえそんなに大きくなっていないのに、それを2つに分けたんです。
えー失敗でしたね(笑)株分けにより一気に生育の勢いが落ちて、その年は全く大きくなりませんでした。
さらにさらに次の年は挿し木をしてみました。挿し木と言っても本格的な物じゃなく、梅雨時にいらない枝を地面に挿しておくだけの簡単なものです。
この挿し木は成功して子株が出来ました。が!!その子株の成長もめちゃくちゃ遅い!!

4年目にして理解したことは、「ベロニカオックスフォードブルーは思っていたより増えにくい」という事でした。
芝生・ハーブレベルにどんどん増えると思っていた頭を切り替えるのに4年もかかるなんて…。
確かに芝生レベルに強い植物だけど、生育はそんなに早くないなんて…。
グランドカバーとして育てるなら、気長に行きましょう!

ただ厳密にいうと、横には広がるんですよ。カーペット状に。
でもその広がったところから根っこがあまり出てこないんです。
根っこが出てこないから、冬には枯れて元の一株サイズに戻ってしまうんです。
ホフク性で広がったところからどんどん発根して陣地を広げていくわけではないです。
もっと発根してくれる性質なら芝生レベルに広がっていきます!
とても残念!!!

花や葉の様子

グランドカバーとしては気を長く持たないと使えないけど、ベロニカオックスフォードブルー自体はとても綺麗な植物です。

ベロニカオックスフォードブルーの花

深く鮮やかな青色の花が咲きます。
その形はオオイヌノフグリにそっくりですよね。
どうやら植物の分類としては仲間になるようです。


ベロニカオックスフォードブルーの葉と花

葉っぱは基本的には銅色ですが、時期や環境によって緑になったりします。
我が家では春先は緑の葉が多く、真夏に向けで濃い銅色になっていきます。

花期は株一面に青い花が咲くので圧巻です。
花期もそこそこ長くて、1ヵ月くらいは楽しめると思います。
とにかく青が綺麗なので、もっとよく増えて欲しいのに・・・!

花後は葉っぱの生育の期間となります。
病気や害虫の発生は今のところないので、かなり育てやすいです。
冬になると、完全に枯れるわけじゃないけど葉っぱの勢いが落ちてきます。
そのまま冬を越して、春になると新しく元気のいい目が根元から生えてきます。

まとめ

芝生やハーブと同じ成長具合を期待して育てるにはちょっと向いていないです。
気長に増えてくれればいいやっていう気持ちなら大丈夫ですが…。
植え付けてから4年で3倍の面積位です。
…私の育て方が悪いのか?


花自体は素晴らしく綺麗なので、庭の彩の1つとして育てると良いと思います。
気長に育てて、面積が増えると花期はとっても見ごたえがありますよ!

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