【家庭菜園】ブルーベリー栽培の失敗談とそこからの成功!

ガーデニング
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ブルーベリーは家庭菜園に一番おすすめの果樹です。
我が家でも育てていますが、なかなかうまく育ってくれません。
うまく育たない理由の考察と、今後の対策を書いていきます。

ブルーベリーがオススメな理由

  • ツツジ科
  • 落葉低木
  • 品種が多い

ブルーベリーはとっても栽培が簡単で、放置しておいても勝手に実がなってくれる優秀な果樹です。

春には可憐な白い花をつけ、秋には赤く紅葉するので、
観賞用の庭木としても活躍します。
6月から8月にかけてなる実は見た目もかわいらしく、生で食べておいしく、ジャムにして保存もできます。

品種は大きく種類に分類できます。

ハイブッシュ系・・・寒冷地向け・早生・酸性土壌必須


ラビッドアイ系・・・暖地向け・晩成・酸性土壌が望ましい

ハイブッシュ系はさらにノーザンハイブッシュ(寒冷地向け)とサザンハイブッシュ(全国OK)に別れます。
昔から品種改良がされており、各系統からさらにたくさんの品種が生み出されていますので、
自分の好みの品種を見つける楽しみもあります。

基本的に何もしなくても実が付きますし、虫も付きません。
果樹栽培を考えた時はまずブルーベリーから始めるのがいいでしょう。

我が家のブルーベリー4種を育てた感想

我が家では4種類のブルーベリーを育てています。

ラビットアイ系のノビリス(T-100)、パウダーブルー

ハイブッシュ系のレカ、デュークです。

樹勢が強く育てやすいラビットアイ系と、味がいいというハイブッシュ系を比べてみようと思い
二種類ずつ植えました。

実際に育ててみると、確かにラビットアイ系の方が樹勢は強いです。
実がなる時期はハイブッシュ系の方が早くなります。
そしてハイブッシュ系の収穫が終わるとラビットアイ系の収穫となります。

樹勢の強さや実の付き方をみると、オススメなのはラビットアイ系ですが
両方を植えておけば長い期間収穫ができるで、スペースがあれば両方育てられるとおいしいです。



実の方は残念ながら違いが判りません。というのも、鳥に食べられたり、子供に食べられたりで
私まで回ってこないからです。今後たくさん収穫できるようになったら追記します。

うまく育たない、その理由

ブルーベリーは簡単…そのはずなのに!我が家の4種は実なりがわるいです!
その理由は5つあります。

  1. 植え替えしすぎた
  2. コガネムシに根っこを食べられた
  3. 鳥が実を食べてしまう
  4. 土が乾燥しすぎている
  5. 土壌改良が甘い

 では一つづつ見ていきましょう。

1、植え替え


やってしまいました。度重なる植え替えを…
どうしても場所を変えたかったのです。

しかし季節外れの植え替えほど植物を痛めるものはありません。
特にブルーベリーは根が浅く、刺激に弱いようです。
植え替えするなら冬の休眠期に、丁寧に掘り上げるという基本を守りましょう。

2、コガネムシ


理由もなく庭の植物が一斉にかれた時期がありました。
不思議に思って土を掘り起こしてみると、丸々太った白い幼虫…。

コガネムシの幼虫です。

コガネムシの幼虫は植物の根をかみ切ってしまいます。
特にブルーベリーの植え付けに使われるピートモスなどが大好きです。
当然我が家のブルーベリーも甚大な被害を受けました。

3、鳥について


これはブルーベリーを育てている場所によります。
鳥の被害になんてあったことがないという方もたくさんいますが、
我が家はダメでした。庭によく鳥が来る立地のためか、色付いた実から食べられてしまいます。

4、土の乾燥


ブルーベリー農園などに行くと、根元がフカフカの素材で分厚くマルチングしてあります。
ブルーベリーは根が浅く、乾燥にとても弱いからです。

私もホームセンターで売っているバークチップでマルチングしていたのですが、
風や子供によっていつの間にかバークチップはなくなってしまいました…。
その結果、土がむき出しで乾燥がひどく、もろにブルーベリーにダメージが入りました。

5、土壌改良が甘い

ブルーベリーは酸性土壌が命です。
私も一番最初の植え付け時にピートモス(酸性のもの)を使いました。
しかしコガネムシ被害&植え替えで現在の場所にはピートモスは入っていません。

一応スギナ(酸性土壌で育つ雑草)が育つので酸性土壌ではあると思うのですが…。
ラビットアイならこのくらいの酸性度で行けるでしょうが、ハイブッシュの方は酸性度が足りないと思われます。

上手く育てるための工夫

上手く育ちませんでした。おわり。
になんてできません! 絶対に豊作にこぎつけて見せます。
ということで以下のような対策をしています。

1、植え替え


絶対にここ!という場所に最後の植え替えをしました。
強い気持ちを持ってその場所で育てていきます。
こればっかりは気合論でいきます。

もう、絶対、植え替え・移植、しない!!

2、コガネムシ


バラの根をコガネムシから守るために、コルクシートや網目の細かいシートが売られています。
それを参考に、網目の細かいネットを根元に敷いてみました。

コガネムシの好きなピートモスはもう使いません。
ブルーベリーは酸性が好きな植物なので酸性のピートモスが使われるのが一般的です。
しかし、そもそも我が家はスギナが良く育つ程度に酸性の土となっています。
そのままでも十分だろうと判断しました。

3、

100均のネットを使います。
鳥は収穫期だけにやってくるので、その時期だけバサッと木全体にかけておきます。
隙間や端は洗濯ばさみで止めておきます。
これで鳥はブルーベリーをつまめません。

かなり原始的な方法ですが、なんだかんだで一番確実な方法です。

4、土の乾燥


要は分厚いマルチングがあればOKなので、刈り取った芝を乾燥させてから敷いてみました。
芝ならば定期的に刈るので、風で飛んだそばから補充できます。
ゴミも出ませんし一石二鳥です。

ちゃんとしたマルチング資材ではなく、芝で大丈夫なのかは不明ですが今のところ不具合はありません。

5、土壌改良

ピートモスを入れたらコガネムシ被害にあったことが忘れられません。
なのでピートモスは使いたくない!

代わりに硫安というものをたまに使うことにしました。
これはホームセンターでも手に入る肥料の一種です。
本当は硫黄粉を使い酸性にしたいのです、気軽に手に入らないので代替え案ですね。

土壌改良についてはちょっと諦めモードなので、酸性雨に頑張ってもらうか、ブルーベリーの適応力に期待します。

あきらめなければきっと豊作

私は簡単といわれているブルーベリーにさえ手こずっています。
しかし、果樹栽培が難しいのは覚悟の上で始めたことですからね。

自分なりに工夫をしつつ、気長に頑張っていこうと思います。
5年後には、「豊作すぎて困るわ、ご近所様におすそ分けしなきゃ」となっているようになっているといいな!

追記:最終の植え替えをしてから初めての春。
   ハイブッシュ系レカが枯れました…。
   植え替えに耐えられなかったか!自業自得!

   しかし、残った3本は軌道に乗りました!
   そこそこ収穫できたし、樹勢にも勢いが出ています。やったね!