オールドローズのブラッシュノアゼットを育てています。
花の様子・樹形の様子・病害虫被害などなど、育てた感想を書いていきます。
ブラッシュノアゼットとは
- オールドローズ
- ２～3ｍ程
- 四季咲き
- 耐病性 中
有名なオールドローズの一種です。
可憐な花姿が素敵ですね。
実際に育てた感想
成長の様子
５月頃、道の駅で売られていた鉢苗を購入しました。
大体３０㎝程の大苗で、価格は５００円位！！安い！！
早速地植えにしてみます。
いつも通り、穴を掘って水をためてポンっと植えこむだけの簡単作業です♪
こんな適当な植え方でも１カ月後にはちゃんと根付いて、元気な新芽が伸びてくるほど樹勢が強いです！
根付いてしまえば、もうどんどん大きくなっていきます。
秋には２ｍ超えの枝が３～４本もある状態になっていました。
１ｍ程の枝はさらに数本あって、定期的に花を咲かせてくれています。
病害虫の発生
う～ん、病気にはそこそこ強い感じです。
真夏に少し黒点病が出る程度で、秋になれば勝手に新芽を出して復活してくるので楽なものです。
他にはカイガラムシが少し付く程度で、十分育てやすいと思います。
しかし！虫は沢山つきますね～…。
アブラムシにバラゾウムシ、そのほか名前不明の虫によくやられています。
虫の被害で枯れてしまうほど弱い品種ではないらしく、成長にはあまり支障はありません。
でも、花がかなり汚くなります…。
我が家では春の開花の時だけ消毒をしているのですが、それでも少し蕾をやられてしまいます…。
むしろ春以外は消毒していないので、奇麗な花はほぼ見られません。
虫が寄るほど魅力的ってことなんでしょうけど、もう少し虫が少なければな～と思わずにはいられない品種です。
花の様子
上手に咲かせられれば文句なしに「可憐・綺麗・素敵」な花です！！
房状に開花する花は見ごたえがありつつ控えめな感じがナチュラルガーデンにぴったりだと思います。
花のサイズは５００円玉より二回り大きいくらいで、奇麗なピンク色です。
蕾の時にはかなり濃い目のピンクで、開花すると薄ピンク、更に咲き進むと白くなっていきます。
蕾８割開花２割くらいの時期が一番素敵な感じがするバラです！
と、実はいいことばかりじゃありません。
このブラッシュノワゼット、房状に咲くのですが、一番最初の花が咲いてから次の花が咲くまでに少し時間がかかるんですよね…。
一番花が散るころにやっと次が咲く感じです。
そうなると、花ガラ切が面倒くさいんですよ！！一房全部枯れて、房ごとスパッと切りたいのにそれが出来ないんです！
仕方なく枯れて汚くなった花を一つづつ処理しなきゃならないんです…。
そうしないと咲いてる花と枯れた花が入り混じってしまって、全体が汚くなるんですよ～
花の数が多くて、かつ小さめの花で、処理が面倒くさいこと…。ちょっと私には向かない品種だったかな～と思います…。
樹形及び葉の様子
ブラッシュノワゼットは、どうやら樹形に２タイプあるようです。
一つは「ブッシュ」状のもの。もう一つは「つる」状のもの。
本来はツルバラなのですが、固体によってあまり長く伸びないものがあるそうです。
それがブッシュ状のものですね！
我が家にあるのは一応つる状の物だと思います。
一応というのは、ツルにしてはちょっと伸びが悪い＆枝がガッシリ太くて誘引しにくいためです。
ブッシュ状に仕立てようと思えば十分出来る固体だと思います。
ブラッシュノワゼット＝つるバラとして購入したので、一応つるバラとして仕立てていますが今後ブッシュ状に仕立て直すかもしれません…。
葉はとてもさわやかな葉です。
明るめのグリーンに、葉っぱは細かめです。照りはほとんどありません。
ナチュラルガーデンにもってこいの柔らかさと爽やかさです！
まとめ
可憐な花の写真に惹かれて購入しましたが、キレイに咲かせるのは難しい品種でした！
とにかく虫によく好かれるので定期的な消毒は必須ですし、花ごとの開花タイミングのずれによって花ガラ処理がかなり面倒くさいです…。
ズボラな人にはちょっと向かない品種かな？
でも生命力自体は強いので、「別に奇麗に咲いてくれなくてもいい」「虫と花は共存するものでしょ」という風に楽しむなら何の問題もありません！
何もしなくても勝手に育ってくれる強い品種です。
全体の雰囲気が優しく自然な感じなので、ナチュラルガーデンに使うと魅力を引き出せると思います！
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