数年前から「フレグランスアプリコット」を育てています。
我が家のバラゾーンは、春~秋の5時間ほどしか日の当たらない、半日陰です。
必然的に育てているのは日陰に強いバラです。
今回は、そんな半日陰OKのバラ「フレグランスアプリコット」を育ててみた感想を書いていきます!
フレグランスアプリコットとは
- 1998アメリカ
- フロリパンダ
- 樹高:1m強
- 花色:オレンジ
- 樹形:木立

写真のような淡いオレンジ色のバラです。
初心者にオススメで、病気や虫に強く、樹勢も強めとの評判を聞きます。
実際にはどうでしょう?
以下、私の育てた感想です。
実際に育てて良かった点
まず、確かに生命力が強いです!!
私は春先の消毒しかしないのですが、毎年きちんと咲いてくれます。
樹勢は普通ですが、底力があるというのでしょうか?病気などになっても、しばらくすると勝手に復活してくれます。
真夏などは病気でボロボロになるのですが、「まぁ放っておいても大丈夫!涼しくなれば復活するでしょ!」と言えるくらい、生命力の強さに謎の信頼がおけるバラです。
次に、花色が綺麗です!


品種名にふさわしいやさしいアプリコット色です。少し蛍光っぽい感じもするので、結構目立ちます。
四季咲き品種なので、繰り返し良く咲いてくれます。
我が家では半分日陰の場所に植えていますが、全然大丈夫です!
咲かないのは真夏と真冬くらいで、花付きもとても良いです。
写真は春の開花時のものですが、通年を通して花色はあまり変わらず、奇麗なアプリコット色です。
実際に育ててイマイチだった点
暑さに弱いのか、私の育て方が悪いのかは分かりませんが、黒点病などで真夏は葉が落ちてしまいます。
秋口になってくると、また繁り始めるのですが、それまではほとんど丸裸に近い状態になります…。
耐病性自体はあまり強くない印象です。
また、全体的な樹の印象として「ガッシリ・どっしり」といった印象を受けます。
花単体で見ると繊細で奇麗なのですが、樹形&葉っぱの質がどうにも垢抜けません。
繊細・しなやかなタイプのバラが好きなので、ガッシリした印象はイマイチです…。
最後に、あっという間に花が開ききってしまう点が残念です。
バラ全体を通して言えることですが、やはり咲きはじめ・花の開きはじめが一番奇麗ですよね!
中には花弁が開ききらずに終わる品種などもありますし、その方が好きという人も多いはず。
逆に花弁が開ききって、中のしべが見えたほうが素敵なバラもあります。
そしてこのフレグランスアプリコットは咲きはじめが一番奇麗なタイプです。
でもあっという間に花弁が開ききってしまいます!!
開ききってしまった花はちょっとね…あまり綺麗な姿ではありません…。
私はそれが嫌で早めに切り花にしてしまいます。そうすると綺麗な状態が長持ちします。
まとめ
花色がとても綺麗です。でも樹・葉っぱの印象はイマイチ。
病気にはなるけど、勝手に復活してくれる強いバラです。
そういえば、フレグランスというだけあってほのかに良い香りがしますよ。
耐陰性も強いし育てやすく、初心者にもオススメのバラです。
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