フロックス　ブルードリームを育ててみた感想

フロックスという花の一品種に「ブルードリーム」という何とも素敵な品種名の物があります。
縁あって手に入ったので、庭の一角に植えてみました！！

フロックスブルードリーム

フロックスというと、赤やピンクで高さ１ｍ近くに成長もする派手な植物です。
しかし、それは人気があり園芸店に良く出回っている品種がそういった見た目なだけで、ほかの品種も沢山あります！

今回は、沢山の品種の中かから「ブルードリーム」というものを育てることになりました！
山間にある山野草を沢山育てている「花の駅」に遊びに行ったとき販売されていた苗です。
私はフロックス＝ピンクのどーんとした花をイメージしていたので、ブルードリームといういかにも「青です！」という名前に興味を持ちました。
よく見かけるフロックスはあんまり育てる気はないのですが、青系なら面白いから育ててみようと思いました。

さて、育てるにあたって少し調べてみると…名前の通り青系の花で、草丈は低めです。
「え？フロックスってこんな感じだったっけ？」というくらい、持っていたイメージと違う植物でした！
これは嬉しい誤算です♪

ただ気になる点が一つ。
あまり園芸店には出回っていない上、ネットショッピングでも取り扱いが少ない…というよりほぼ無い品種のようです。
そんなレア品種が山間の花の駅に置いてあるなんて！
似たような品種で「フロックス　ブルーパヒューム」なら沢山あるようですが…。もしかしてラベルの書き間違え？

まぁでもフロックスは品種がかなり多いようですし、青系の花なのは確かでしょうからとりあえず育ててみようと思います！

育ててみた様子

植え付けの様子と耐暑性・耐寒性

とりあえずあいていた場所に植え付けます。
季節は春の終わりで、雨の時期と重なったため水やりをすることなく根付いてくれました。

植え付け場所は一年中日向というちょっと過酷な場所です。
太陽大好き！な植物ならいいけど、フロックスブルードリームはどうでしょうか？
「儚げな印象だからあんまり日向だとダメかな～」と不安に思いつ植えてしまいます。

不安に思いながら夏の様子を見ていると…「あれ？意外と暑さに強い？」
真夏の熱さ・日差しに全く弱ることなく植わっています！！
そして何事もなく夏越ししました～。よかった！

さて、今度は冬越しですが…。
無寒さ対策無しで勝手に冬越ししてくれたので寒耐性もなかなか強いようです！

開花時の様子

4月上旬に奇麗な花が咲きました～。
ホフク性のリシマキアに囲まれて青い花をつけているのがフロックスブルードリームです。
予想を上回る可憐な姿！好みです！
因みにこの時の草丈は約20㎝ほどです。
花が終わってもあまり大きくなることはなく、低めのままです。
茎がしなやかなので、風に優しくそよぐのが良いです。

花の形は他のフロックスと同じですが、色合いが変わっています。
「ブルードリーム」という名前に相応しいパステル系の薄いブルーです。

ためしに少し切って花瓶に生けてみましたが、すぐに萎れるという事もなく1週間ほどは綺麗に咲いていました。
切り花としても楽しめそうです！

葉っぱの様子です。
茎から細長い葉っぱが出ています。
この点はよく見かける赤系園芸品種のフロックスと同じですね～。

おすすめ増やし方

我が家では「根伏せ」で増やしてみました！以下、私がやった簡単な根伏せの方法です。

①茎の葉っぱが出てきている部分を倒して地面にくっ付けます。
②その上から石で押さえて固定します。
③待つ。うまくいけば１～２ヵ月後には発根しています。

秋の初めいくつか根伏せして置いてみました。
すると翌年の3月にはすべての枝にちゃんと根っこが出てきていました。
その新しい株を親株から切り離して、近くに植えてみると見事定着！



おそらく株分けでも増やせると思うのですが、まだ株分けするほど株が大きくなっていません。
なのでしばらくは根伏せで増やそうと思います。
適当にその辺の石で枝を押さえるだけの根伏せでちゃんと増えるなんて、楽な植物です！！

まとめ

フロックスブルードリームは青色がとても綺麗な植物でした。
草丈が低く、細い茎と可憐な花が風にそよぐ様子はとても可憐です。

不安だった「耐暑性」「耐寒性」もぎりぎり関東平野という立地環境に十分耐えられるほど強かったです。
増やし方も「根伏せ」でとても簡単です。

可憐な花が好きな方にとてもオススメしたい植物です。
ただ、「ブルードリーム」は手に入りにくいようなので、似たような花をつける多品種の「ブルーパヒューム」や「ムーディーブルー」などを育ててもいいですね。