青バラの中で最強の性質を持つとされる「ノヴァーリス」。
いったいどんなバラなのか育ててみたので、感想を書いていきます!
ノヴァーリスとは
- 木立バラ
- 四季咲き
- 青色の花
- 強い耐病性
- 遅咲き
最強の青バラと名高いバラです!!
耐病性に非常に優れていると聞き、私は植えてみました。
ブランドローズに分類されます。
バラ苗の充実した花屋さんや、専門店で新苗が売られています。
よくあるその辺のホームセンターではあまり見かけない品種となっています。
育てて良かった点
評判通りの素晴らしい耐病性です。
我が家は春先にちょっと消毒するだけで、他の季節は基本的に放置しています。
にもかかわらず、黒点病になりませんでした!
もちろん他の病気も一切出ていません。
多品種が真夏の暑さにやられ、病気になったり葉を落としたりする中、ノヴァーリスは元気にしています。
また、樹の勢いも強いです。生命力が強い!!
具体的には、樹勢の強さに定評のある「クイーンエリザベス」に匹敵するのでは?というくらい強いと思います。
まっすぐ縦に伸びるタイプの木立樹形をしており、ほっておくと2m近くの高さになります。
冬の剪定で低めの高さに揃えても、数カ月後にはまた2m近くなっています。
下の写真のように、枝が赤みがかった色合いになるのも面白くていいです。

ステムが長いので切り花にいいです。
このノヴァーリス、青色というよりスモーキー紫の花色となっています。

こんな感じ…。房状の蕾のうち最初に一輪開花し、その後一斉に開花していきます。
幾重にも重なる花弁は、独特なライン(うねり?)があって印象的ですよね!
ちょっとミステリアスな雰囲気と言いい、文句なしに「奇麗な花」です。
蕾の緑と赤紫の色合いも独特でいいですね~
花をつける枝にはトゲがほとんどなくステムが長いので、切り花としても重宝しています。
花もちもそんなに悪くありません。我が家では大体一つの花が4~5日綺麗に咲いていてくれます。
花びらが開ききると、汚くなるバラもありますが、ノヴァーリスは開ききっても綺麗なんですよ。

咲き進んでくると、最初より色が薄くなる気がします。青!!とはちょっと言えないかもだけど、これはこれで綺麗です!
蕾の頃から完全に花びらが開ききった姿まで、全て綺麗な姿であるというのはかなりポイントが高いです!
育ててイマイチだった点
背が高くなりすぎます。
良かった点の裏返しになってしまうのですが…。すぐ2m近くのサイズになるので、剪定するときにちゃんとしなくちゃいけません。
我が家では試していませんが、剪定せずにおいたらもっともっと伸びている気がします…。
そうなるために横着せずに剪定しましょう。
また、植える場所をちゃんと考えて植えたほうがいいバラです。
背が高くなってもOKな場所に植えないと、庭のバランスを崩しかねません。
蕾の時に虫が付きやすいかな?
これは我が家だけかもしれませんが、他のバラよりバラゾウムシの被害が多いです。
一番の人気者かもしれません…。隣のバラには被害ゼロなのに、ノヴァーリスには立派な虫食いがあるような状態です。
そして、少しでも蕾を虫に食われると汚い花になります。「少しの虫食いはご愛敬!」なんて言えない!かなり目立つ痛みになります。
ちゃんと消毒や虫の処理をすれば、被害なく綺麗な花を見せてくれるのですが、それが面倒くさいんですよね…。
雨で汚くなる
開花と雨が重なると、花びらが汚くなってしまうんです…。
茶色くなってしまったり、濃い斑点が出てきてしまったりします。
青色の色素の関係でしょうか?他の色のバラより顕著なんです。
まとめ
間違いなく初心者にオススメの青バラです。
強い耐病性、強健な樹、少し変わった色の花…。
難点と言えばが高くなることくらいですかね?
一般的に青バラは難しいと言われていますが、この「ノヴァーリス」は全くそんなことないので、興味があれば育ててみるといいと思います!
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バラ | こそぶろ (kosoburo.com)