バラ好きなら誰でも知っている名花「ピエールドゥロンサール」。
我が家では挿し木苗を育てているので、その感想です。
ピエール・ドゥ・ロンサールとは
- ツル系
- 2~3m
- 返り咲き
- 耐病性 中~強
バラ好きなら、誰でも知っていると言われるほど有名な品種です。
バラの殿堂入りを果たしており、初心者にもオススメの育てやすさ!
バラシーズンになると、ほぼ100%どのお店でも苗が販売される超人気ものです。
実際に育てた感想
成長の様子
バラには接ぎ木苗と挿し木苗があります。
私はこのピエールさんは挿し木苗を購入しました。
新苗で購入したので、最初は樹高30㎝程、すでに花が一輪咲いている状態です。
咲いている花はカットして、すぐにフェンス脇に地植えにしてしまいました。
1年目は2mに伸びました。挿し木苗だからそんなに樹勢は強くないかな?と思っていたけど、十分な成長具合です。
そしてつぎ、2年目は2.5m程になりました。脇から横枝が多く出てくる半面、これ以上長くはならないようです。
3年目以降は、全体の長さは変わらずに、枝数が増えていきます!ボリュームが出てきていい感じです。
病害虫の発生
病害虫には比較的強くて初心者におすすめの品種との事ですが…我が家ではちょっとイマイチかな…。
まず、消毒などをしないと絶対に夏には黒点病になります!
秋の初めにはほとんどの葉っぱが落ちて丸裸状態(笑) ただし、そこから新しい葉っぱが勝手に展開してくる強さはあります。
そして、結構カイガラムシがつくんですよね~。
歯ブラシでこすり取って消毒すればいいんだけど、ちょっと面倒です。
花の様子
シーズンになると沢山の蕾があがってきます!

クリーム色をベースに鮮やかなピンクが入ってきます。
蕾のサイズは大体500円玉くらいでしょうか?結構大きめで、ギュっとした感じです。

品よく開花した状態です。
あざといほどに可愛いです!!
正直最初、「みんな育てているから、逆に私は絶対いらない~」と思っていたんです。
しかし、花屋さんでの開花株があまりに可愛くて、ついつい買ってしまったんです…。
花姿はかなりの高評価です!!

下の写真は咲き終わりですね~。
最期の方になると完全に開ききって、中心のしべが見えます。
そして花びらが退色して白っぽくなってきます。こうなったらもう切ってしまった方が綺麗ですね。

花は一応返り咲きますが、ほとんど一季咲きと言ってもいいかもしれません。
5~6月がメインで、その後は秋にもう一度咲くかどうかといった感じです。
株が充実してくると返り咲きが多くなってくるので、気長に育てるのが吉です。
樹形及び葉の様子
つるとは言うものの、かなり固いです。
ガッシリどっしりといった感じで、しなやかに誘引何てとてもじゃないけど出来ません!!
ワンシーズンたつと、新しく伸びた比較的柔らかい枝でさえ固まってしまいます。
冬に誘引をし直すのは、正直出来ません。だって、もう枝の形が固まってしまってるんです…。
無理に曲げたら折れます!
私はフェンスの誘引したけど、失敗だったと思います…。
横に誘引するんじゃなくて、もっと縦長に広がるように誘引するのに向く品種でした…。
来期は思い切って大きく選定して、仕立て直そうと思っています。
葉の様子はザ・照り葉です。
濃い緑色で艶々てらてらです。
おまけに肉厚。
個人的にはあまり好きじゃないけど、生命力をとても感じる葉です。
2022年、木立として開花
我が家のピエールさんはあまり伸びませんでした。
なので、木立として仕立てなおしました。
まぁ、仕立て直すと言っても、やる事はがっつり剪定するだけですが…。
冬の間に思い切り剪定しました!
ピエールさんは強いから、結構切っても大丈夫だと信じています(笑)
そして春…無事開花です!


変な形です…
樹形が迷走中ですね。
でも花は相変わらず麗しいです。
もし今後大きく伸びてくるようなら伸ばすけど、しばらくは木立の形状で行きます。
まとめ
病害虫は少し付くけど、それで枯れるわけじゃなし。
新芽もどんどん出てくるので、前評判通り初心者におすすめのバラです。