クレマチス【ロウグチ】育てて見た感想

ガーデニング
スポンサーリンク

クレマチスにはいろいろな種類があります。
私は特に【ロウグチ】の花が大好きです。
一目惚れで苗を手に入れ、育てて見たので感想を書いていきます。

ロウグチ(籠口)とは

  • 宿根草
  • キンポウゲ科
  • インテグリフォリア系
  • 花期:春~秋
  • 釣鐘型の紫の花

冬に枯れて春に再び芽が出る宿根草です。
インテグリフォリア系で、新芽に花が付きます。
ザ・花の形といった花ではなく、釣鐘型の花が咲きます。

実際に育てた感想

成長の様子

数年前の5月頃に、樹高20㎝程の黒ポット苗を地植えしました。
フェンス脇に植えたので、そのままフェンスに誘引し始めます。
植え付けた年はあまり成長せず、花も付かないままに1m程伸びて冬になってしまいました。

翌年の春、ひっそりと地面から新芽が伸びてきました。
新芽の横にあるのは、前年の枯れ枝です。

ロウグチの新芽
どんどん伸びるロウグチ


今度はしっかりと成長していきます。
まっすぐな茎が伸びていきますが、細くて頼りないので、早めに支柱などがあったほうがいいですね。
そして!6月に初めて花を咲かせてくれました!
その後は、つるを伸ばす&花を咲かすを繰り返すので、私も花が咲いた枝を随時切り戻していきます。



ここ数年は2m程まで成長して冬を迎えるのを繰り返しています。
切り戻しをしているということもあり、伸びる長さはほぼ固定です。
その代わりに株が充実してくると枝数が増えてくる感じです。
植え付け後の年は3本ほどだった主軸が、歳を経るにつれ増えていくので嬉しいですよ。

病害虫の発生

害虫は付きませんが、うどん粉病によくなりますね。
消毒スプレーなどをしないと、我が家では100%発生します…。
時期としては、6月の終わりくらいで、ちょうど最初の花が咲き終わった位の頃合いです。

消毒などをすれば、ちゃんと復活してくれるのですが、私は花柄と一緒にうどんこ病にかかった部分を切り取ってしまいます。
ちなみにうどん粉病以外の病気は見たことがありません。

花の様子

ロウグチの花

釣鐘型の可愛い花です!! 
色が落ち着いた紫なので、可愛いだけじゃなくて大人っぽさもあっていいですね!
下の写真には蕾も見えます。
筆の先みたいな形をしていて面白いですね。

クレマチスの花と蕾

花のサイズは大体5㎝くらいです。
派手さはないので、他の植物に埋もれがちになってしまいます。
他の品種のような特大サイズのクレマチスと比べると目立ちませんが、花の形や色は秀逸です!

ちゃんと主役になれるようなスペースに植え、株が充実してくれば庭の主役にもなれますよ!

樹形の様子

クレマチスなので、ツル性の植物です。
茎はかなり細くて、無理に曲げるとパキッと折れてしまいます…。
私も何度も折っています。
が、内側が繋がっていれば生きてくれるので、折れてもそのまま誘引してしまいます!
結構頑丈な植物で、それでも育ってくれるのであきらめなくて大丈夫!


自分の好きなように誘引して花を咲かせられます。つるバラと一緒ですね。
フェンスに絡ませたり、小さなオベリスクに誘引したりできますが、株が充実しないうちはスカスカでちょっと寂しいかな?
花が咲いていなければ、存在感はゼロです(笑)
ただ株が充実して、枝数が増えてくれば存在感も出てくるので、それまでは我慢ですね!

冬の様子ですが、地上部が枯れます。枯れ枝があっても翌年はただのゴミなので、撤去しましょう。
地面の上でバッサリ切ってしまいます。これがまた、管理が楽なんですよ~。
他のクレマチスの種類だと、前年の枝を残さなきゃいけなかったりして剪定が難しいので…。
その点ロウグチは簡単なこと!


一年でツルをまっさらな状態に出来るって素晴らしいです!
毎年違った形に誘引できますからね!

まとめ

花の形がとても素敵なクレマチスです。
紫の濃い色も大人っぽくて素敵です。

冬に地上部が枯れるので、根元からバッサリ剪定して春に仕立てなおせるのが良いですね!
うどん粉病がよくでるので、その点だけはマイナス評価かな…。

山野草と宿根草をお探しならこちらがおすすめ!
豊富なラインナップで見ているだけで楽しいお店です。

宿根草と山野草 おぎはら植物園