好きな宿根草の1つに「アマ」という植物があります。
数年前に種を撒いて以来、細々と庭の片隅で咲いてくれているので紹介します。
宿根アマ
- アマ科
- 宿根草(夏越しが難しい)
- 花期6~8月
- 丈 30~50㎝
宿根草ですが、夏に弱いので温かい地域では2年草扱いとなっているようです。
私は北関東在住ですが、この地域ではギリギリ宿根草として育ってくれています。
細かい葉と儚げな青い花が特徴的です。
育て方
私は種まきから育てました。
ホームセンターに宿根アマの種が売っているのは見たことがありませんが国華園のカタログに載っていたのでそこで購入しました。
種は結構大きめの茶色い種で、地面にパラパラと撒いて薄く土をかけておきます。
発芽率は悪くないようです。

細い葉が特徴的な苗です。
この形のまま、ぐんぐん成長していきます。

開花する頃にはかなり茎が伸びてきます。
重さに耐えきれずに地面に向かって倒れがちです。
秋口には茶色く枯れてしまうので、根元からざっくりと刈り取ってしまいます。
すると地面から新芽が出て、その状態のまま冬を越してくれます。
もし新芽が出てこなくても、春に新芽が出ることもありました。
「枯れちゃった!」とあきらめずに、撤去するのは春まで待ってみましょう。
病害虫の心配はないようで、虫も付かなければ病気になる事もありませんでした。
夏の暑さに弱い以外は頑丈な植物のようですが、移植には要注意です。
移植されるのが苦手な植物らしく、私は移植した苗を全て枯らしてしまっています。
また、上手くすればこぼれ種で増えてくれるそうです。
寒冷地などは簡単なようですが、私はこぼれ種では思うように増やせていませんが…。
ちなみに上の写真は、意図せず駐車場の砂利にこぼれ種で増えてしまったものです。
増やしたい場所にはこぼれてくれず、「ここ!?」って場所に増えていきます…。
多分育つのに適した場所なんでしょうね。
逆に言えば、私が育てたいと思っている場所は「育てにくい」場所ってことで…うん、上手くいかないものです。
花
宿根アマの最大の魅力は花です!
風にそよぐ青い花は素晴らしく美しいです。

一つの花は大体1~2㎝程の大きさですが、沢山咲いてくれるので見ごたえがあります。
花びらは爽やかな青色です。
ただこの花、とても散りやすいのが難点…。
朝に咲いていても、夕方には散って無くなってしまうこともよくあります。
午前中しか満開の奇麗な状態は見られません。
ただ、すぐ散ってしまっても次の花が翌日には開花してくれるのはありがたいです。

蕾の時はうなだれるように下を向いていますが、開花すると上を向いてくれます。
まとめ
奇麗な青い花が風にそよぐ姿は一見の価値あり!
条件のいい場所なら、何の苦労・世話もなく毎年奇麗な花が見られます。
暑い地域だと、夏越しさせるのは難しいかも…。