アジサイの仲間に「アマチャ(甘茶)」の木があります。
日向と日陰で見事に開花の様子が違ったので紹介してみます。
甘茶とは
- アジサイの変種
- 落葉低木
- ピンク・紫・藍・白などの色
- 病害虫に強い
一見花はアジサイですが、葉っぱの様子が違います。
固体によって色々な色が出てきます。
アジサイ同様、病害虫に強い&株分け・根伏せで簡単に増やすことが出来るので園芸初心者でも簡単に育てられます。
また、仏教の花まつりで使われることがあります。
私の祖母も時期になると、甘茶のお茶を使って仏具を洗っていました。
甘い香りが漂っていたのを今でも覚えています。
日当たりによる花の違い
同じ親株を持つ子株を、それぞれ「半日陰」と「完全な日陰」で育てて見ました。
ちなみに増やし方は根伏せで増やしました。とても簡単です!
すると、咲いた花がかなり違うものになりました。
まず、半日陰の場所に植えた甘茶がこちらです。

中心部分は青色で、周りのガクは青が少し混じる赤紫色です。
咲き進むと、青色部分が退色してきて白に近付いてきます。

一方、完全に日陰の甘茶の木がこちらです。

真っ白ですね~…。同じ親株でも、植えた場所によってこんなに差が出るものなんですね!
この色の株を日の当たる場所に移植したら、また色が出てくるという事でしょうか?
アジサイ系は植える場所に注意!
「アジサイは植える場所のphによって色が変わるのよ~」とよく聞きますが、「日当たり」によってもかなり色が変わるのですね。
今回は自分で増やした甘茶でしたが、お店から購入したアジサイでもこれは起こります。
実際に我が家でもピンクのヤマアジサイを購入して植えたら、白くなってしまったことが!
総じて日陰に植えると発色しないで白色になってしまうことが多いようです…。
白も綺麗ですが、カラフルなアジサイを楽しむ場合は完全な日陰は避けた方がいいですね!