【山野草】アズマイチゲ 抜き苗を庭に定植

宿根草
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山野草のアズマイチゲを植えてみました。
掘り取り&植え付けをしてみた感想です。アズマイチゲの育てようか迷っている人は参考にしてみてください。

アズマイチゲ

  • キンポウゲ科
  • 花期 3~4月
  • 地下茎で良く増える
アズマイチゲの花

スッと立ち上がった茎に白い花が特徴的な山野草です。
かなり早めの次期に開花し、野原や林に春の訪れを告げてくれます。
花は日の当たっている時間しか開かず、曇りの日や夜間は閉じてしまいます。

開花期間は短めで、春が本格的に訪れるとスッと消えてなくなってしまいます。
花が散るだけじゃなく、葉・茎も一緒になくなってしまうので「枯れちゃった?」と不安になりますが、地下茎はちゃんと生きています。
翌春も綺麗に開花してくれますよ。

売られていないアズマイチゲ

実家の片すみに毎年見かけるアズマイチゲ。子供のころから見慣れた花なので、この花が咲くと「はるだな~」としみじみ思います。
園芸店で苗を見かけることはまずありません。1年のうち一瞬しか姿を見せない植物だし、人気の山野草「イチリンソウ」「ニリンソウ」などに比べて地味なので需要がないのかな?
ちょっと山近くに住んでいれば「え?雑草でしょ?」「カタバミと同じようなもの」レベルで生えているのでわざわざ売り物にしたりしないのか?
一番簡単なのは山間部に住んでいる人に譲ってもらうことですね。それが無理ならネット注文ですか・・・。

私も実家から譲ってもらいました。というか、勝手に掘り上げて来たんですけどね。

抜き苗の様子

まだまだ地面が枯れ葉で茶色い頃に、アズマイチゲだけ開花しています。

ちらほら生えるアズマイチゲ

この写真の場所はたまたま枯葉が多いから茶色の風景の中の開花だけど、もっと日当たりのいい野原なら地面が緑になった中に開花します。
一つの株が大株になる事はないけれど、小さな株が沢山野原に咲いているさまはかなり美しいです。

アズマイチゲの抜き苗

掘り上げてみるとこんな感じになっています。
地下茎というか球根というか…普通の根っこじゃありませんでした。
地上部が茎の緑になっている部分で、茎の白い部分から下は地面の中でした。
意外と深くまで掘らないとダメです。
そうじゃないと根っこがついてないので育てられません。

正直地上部をつまんで引っこ抜けば、簡単に根も付いてくるだろうと思っていました。
シャベルで深くまで掘らなきゃいけなかったので予想外に大変です。

庭に植えてみる

ビニール袋に水と一緒に入れて持ち帰り、さっそく家の庭に植えてみました。

ビニール袋の中で開花するアズマイチゲ

ビニール袋の中でも日が当たっていたので開花しています。
植え替え後も子の生命力を喪わないでほしいです。

ちなみに植え替え場所は①家の裏手②落葉樹の下③真日向④半日陰と色々な場所にしてみました。
なにせどんな環境が良いのイマイチわからなかったので、色々な所に植えて実験です。

さて植え付けから一週間後、どの場所のアズマイチゲもとりあえず生きています。
しかしこれから地上部が無くなって来春また花が見れるかというと怪しいですね(笑)
一年後の結果が楽しみです。可能なら沢山増えてもらって、早春の庭をアズマイチゲの花畑にしてみたいものです。

イチリンソウ・ニリンソウもおすすめ

アズマイチゲと同じキンポウゲ科の山野草に「イチリンソウ」「ニリンソウ」があります。
これらはどちらも人気のある山野草で、大きな園芸店でもたまに売っているのを見かけます。
また通販で見かけることもちらほら…。

アズマイチゲよりも1株が大きく群生してくれるし、花も清楚で綺麗です。
山野草好きとしてはかなりオススメ出来る植物です。
アズマイチゲが気になったなら、こちらの2種類もチェックすると良いと思います。

追記:種らしきものが出来ていました!膨らんだ部分、多分種ですよね?
地下茎的なもので増えると思ったいたけど、種でも増えてくれるのか…?

アズマイチゲの種らしきもの



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