植物を増やす挿し木の方法に「水挿し」というものがあります。
ズボラな人でも簡単にできる方法なので紹介します。
必要な物
- 挿し穂
- コップ
- ミリオンA
- 水
用意するものは以上４つです。
挿し穂は出来るだけ新鮮な物を、キレイで切れ味の良いはさみ・ナイフを使って用意しましょう。
コップは大きすぎず小さすぎず…挿す穂にちょうど良さそうなものを選びます。
見た目が可愛いのでガラスのグラスが個人的におすすめです。
水は私は普通の水道水でやっています。手軽！
さて、問題はミリオンＡです。
多分聞いたことない人が多いんじゃないでしょうか？正式には「珪酸塩白土」です。
このミリオンAには水を綺麗に保つ作用があり、水挿しに使うと劇的に水換えの回数を減らせます！
通販でも手に入るし、ホームセンターの園芸コーナーにも売っています。
小袋が無いのである程度の分量を買うことになりますが、普通に土に混ぜてもいいし、花を生ける時に花瓶に入れてもいいし、どんどん使いましょう。
水挿しやり方
時期は初夏と真冬に行うことが多いです。
春先に伸びた勢いの良い枝と、真冬にの剪定で切った枝を使うことが多いからです。
挿し穂は節を1～2節程残して（ここから新芽が展開してくるので絶対必要）長さは１０センチくらいに切ります。切り口はスパッと！
初夏の枝には葉っぱを付けたままですが、真冬の枝は葉が無くて大丈夫です。
挿し穂が手に入ったら、後は簡単です。
コップに水とミリオンAを少し入れ、そこに挿し穂を挿しておくだけです。
置き場所は直射日光の当たらないところです。
水とミリオンの交換は１週間に１回で十分です。私は１月放置してしまうこともあります（笑）
通常では考えられないくらい放置しても、雑菌が繁殖しません。ミリオンAの効果です！
切り口部分のぼこぼこはカルスというものです。
根っこが出てくる前段階みたいな感じです。
この挿し穂のカルスはピンクが混じっていますが、本来は白色です。これはピンク色のバラの挿し穂だからかな？
挿してから早ければ１月ほど、長ければ３ヵ月ほどで根っこが出てきます♪
茶色や黒くなってきたものは失敗なので捨てましょう。
カルスが出来る前に発根するものや、カルスが出来ても失敗するものなど様々です。
成功して根が出てきたものは優しく土に植えてあげましょう。
余談：この画像の挿し穂は初根しませんでした。こんなにカルスが出来てるのにね、残念。
水挿しに向いているもの
ミリオンAを使った水挿しはとても簡単で重宝するのですが、成功率は土に挿したモノより低いと思います。
清潔な土を使って適度に水の管理をしたものが、一番成功します。ただ管理が面倒くさいですが。
どうしても成功させたいものなどは、しっかり土に挿して管理したほうが良いですね。
元の品種が強健で樹勢が強い物なら水挿しで充分です。
大きくなるつるバラは大抵強いので、水差しでもかなりの成功率です。
バラに限らず、アイビーなどの他の植物にも同じ方法が使えます。
また、水差し以外にも植物の増やし方は色々あります。どんどん気軽に植物を増やしましょう！
目指すは緑いっぱいの庭！！ 初心者にお勧め植物の増やし方4選 | こそぶろ (kosoburo.com)
バラをお探しなら、こちらのお店！
楽天市場にも出店しているバラの専門店です。
品種がとても多く品質もしっかりしていて、とてもおすすめです。