植えっぱなしで収穫まで手入れのいらない野菜は素晴らしいです。
今回は植えっぱなしでOKなニンニクを育てたので経過を書いていきます。
にんにく
- ネギ属
- 秋植え
- 5~6月の収穫
かなり育てやすい野菜です。
秋に植えて、一冬超えてから春に収穫します。
病害虫にも強く、特別な管理も必要としないので家庭菜園初心者にぴったりです。
秋の植え付け
にんにくの植え付け時期は9月から10月です。
私はついつい植え付けを忘れそうになります。
だって私の育てる野菜は、大抵3ヵ月くらいで育つものが多いんです。
春の終わりに収穫するんだから3月位に植えればいいんじゃない?と思ってしまいます。
しかし、にんにくは約半年かけて育てる野菜なのでちゃんと秋に植え付けましょう!
植え付けさえしてしまえば、後は春まで放置で大丈夫なので面倒くさがらずにやります。
植え付けの仕方も簡単です。
にんにくを1かけづつにして、用意していた土に植え付ければOKです。
私は毎年スーパーで買ったにんにくを植えています。
「スーパーのものは芽が出ない」とも言われますが、私の買った物は毎年ちゃんと芽が出ています。
もし不安なら、秋になるとホームセンターや園芸店で種にんにくが並ぶので、それを使うと良いです。
しかし価格は高めです。どれもちゃんとした銘柄の種にんにくなので…いわゆるブランドってやつですね。
その点スーパーのものはローコストです。
ポイントと言える程ではないけど、植え付けの際、大きな欠片を優先的に植えましょう。
その方が立派なにんにくが収穫できますよ!
小さな欠片のものは、育ててもそんなに立派なものにならないので、料理に使ってしまいましょう。
冬になる前にはこんな感じに育ってくれます。
この後気温が低くなると緑だった部分が茶色く枯れたようになってしまいます。
でも別に枯れたわけじゃありませんから平気です。
春になると自然と復活してくるのでそのままにしておきましょう。
![3月のニンニクの様子](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/05/20210314_111958-1024x768.jpg)
春の作業
春になって、茶色くなってしまった部分が再び緑になってきます。
いつ見ても不思議です。枯れたから茶色になったわけじゃないんですよね…
植物強い。
4月には青々としています。
この頃に土よせやらなんやらしてあげると成長が助長されるようですが、私はしていません…。
![4月のニンニクの様子](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/05/20210406_133831-1024x768.jpg)
この後、蕾が付きます。
その蕾が付いた茎が、「にんにくの芽」として売られているものです。
この蕾を放置して花を咲かせてしまうと、にんにくへの養分が花の方に行ってしまいます。
それはちょっと避けたいので、花を咲かせることなく切り取ってしまいましょう!
これが植え付けから収穫までの間で唯一の作業らしい作業かな?
切り取ったものはにんにくの芽として食べてOKです。
ちなみに、大抵蕾が付きますが、中には蕾が付かない品種もあります。
私も5年程連続で育てていますが、4回は蕾ありで、5回目の今年初めて蕾が付かないものに当たりました!
蕾つかなかったから本当に何も作業がありません!物足りない!
引っこ抜いて収穫
5月下旬になってくると、緑だった葉が枯れてきます。
今度は冬と違って本当に枯れてくるんですよ。
枯れ始めたらしばらく観察し、3分の2ほどが枯れた時点で収穫しましょう。
収穫方法は単純! 真上に引っこ抜くだけです♪子供とやっても楽しいです。
ちゃんと育っていればスーパーで見かけるようなにんにくが現れてくれます。
![収穫したにんにく](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/05/20210526_170937-1024x768.jpg)
出来ればもう少し葉が茶色くなるのを待ってからの方がいいです。
1個引っこ抜いて、お尻部分が出っ張らずにいたら収穫適期です。
が、今年は雨が続いていてこのままおくと腐りが出そうだったので早めに抜いてしまいました。
でも結構いい大きさになっています♪お尻はちょっと出っ張ってたけど…。
この後は2~3日、日に当てて乾燥させましょう。
この時、葉は付けたままで根っこは切り取ってしまいます。
私は今年は葉も切り取ってしまいました。だって、虫が大量についていたんです!
虫と一緒に乾かすくらいなら葉は切り捨てます!
![葉と根を切ったにんにく](https://kosoburo.com/wp-content/uploads/2021/05/20210526_171443-1.jpg)
水分が残っているとカビが生えたり痛んだりしますから、よく乾かします。
よく乾いたら、日光・雨が当たらず、風通しの良い場所に吊るして保存します。
とはいっても、そんな倉庫みたいな場所、家にはありませんよね…
我が家もちょうどいい場所はありません。
仕方ないので、私は軒下の雨が当たらない場所に吊るしています。
しかし雨がね…カビ・腐りが出ないと良いんですが…。
また、収穫したてのにんにくは「生にんにく」といってスーパーのものとは一味違います。
これは家庭菜園ならではの味なので、保存用とは別に収穫したても味わってみると良いです♪
育てた感想
ものすごく簡単です。
どのくらい簡単かというと、ついつい植えてあることを忘れてしまうことがあるくらいです。
秋に植えてから春の花期まで何もしないので、存在感が薄いんですよね。
もう少し手間がかかったほうが収穫の歓びを実感できるかもしれません(笑)
とはいえ、簡単だし、美味しいし、種にんにくにスーパーのものを使えば安いし。
家庭菜園のにんにくはとてもオススメです。
他にも植えっぱなしで家庭菜園におすすめの野菜があるので、興味があれば以下からどうぞ!