山野草で人気のある「ニリンソウ」という植物があります。
我が家の裏手にも数年前から育っているので、その様子を書いていきます。
ニリンソウとは
- キンポウゲ科
- 宿根草
- 春に咲く
- 食用可
3~6月に山野で見かけることができます。
日向ではなく、木下などの日陰で少し湿ったような場所が好きな植物です。
同じキンポウゲ科の仲間には「イチリンソウ」もあり、こちらもとても人気があります。
イチリンソウの方が花が大きいのが特徴です。
平地の日陰で育てて見る
我が家のニリンソウは、私の実家から株分けしてきたものです。
実家は山の中にあるので、どこをみてもニリンソウの生息に適しています。
一方我が家はニリンソウには微妙な環境です…日差しが強かったりね…
そこで家の裏手の1日のほとんどが日陰になる場所に植えてみました。
元は強い山野草なのでしょう、その場所で充分育ってくれています。
少しずつですが増えているようで、3~4年で大体5倍くらいの量になっています。
う~んどうやら、種じゃなく地下で増えているようなのでこんなもんかな…。
種ならもっとバーンと増やせるんですけど…残念。
3月下旬~新芽が出てきます。
最初はちょっとくすんだ緑色の小さな葉っぱです。

それから2~3週間もするとワサワサと繁ってきます。
こんもりとした株状になってくれて可愛いです。
葉っぱは明るい緑色ですが、ところどころに点々っぽい物が入っています。
これが特徴と言えば特徴で、似た植物の「イチリンソウ」にはこの点々はありません。

更にしばらくすると白い真ん丸な蕾がつき、開花します。
ニリン(二輪)ソウというだけあって、一つの茎から2輪咲くことが多いようですが、絶対という訳ではありません。
普通に1輪だったり3輪だったりすることもよくあります。
白い花は控えめで可憐です。サイズは大体直径1~2㎝位です。小さ目!!

我が家の環境では本領発揮できないのか、ちょっと花付きは悪いのが悲しいです。
もっと沢山花がついてくれてもいいと思うんですが…。
日陰過ぎるのかな?と思うので、株分けして少し日向に植えてみようと考え中です。
それで来春日向でもちゃんと咲いてくれたらどんどん日向に植えたい!
ちなみに、花が終わるとしばらく葉っぱがワサワサ繁ります。
が、夏が終わるころには葉っぱごと姿を消してしまいます。
別に枯れたわけじゃなくて、地下部分は生きておりまた来春には生えてきてくれます。
食用にするときは要注意!!
キンポウゲ科ですが、ニリンソウは山菜として食用にすることが出来ます。
ただし注意点があります。それは「トリカブト」と間違えないこと!
猛毒植物のトリカブトと葉っぱが凄ーく似てるんです。多分高確率で間違えるほどに…。
なので、もし食べるならちゃんと白い花が咲いている状態のものにしましょう。
個人的には食べずに鑑賞するだけにしておいた方が無難だと思いますが…。
ちなみに「イチリンソウ」も有毒なので食べられません。
キンポウゲ科って大抵有毒のイメージがあります。
食べられるニリンソウってレアですね。
まとめ
ニリンソウは山野草ですが、平野部でも場所さえ選べばちゃんと育てられます。
可憐な姿を毎年春に見せてくれる素敵な植物です。
出来れば「イチリンソウ」と「ニリンソウ」セットで育ててその違いを観賞したいですね。