【ブドウ】【クイーンニーナ】2年目の栽培記録

ガーデニング
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種無し・皮ごとOKのブドウを食べることを目指してクイーンニーナを栽培中です。
2021年は栽培2年目になります。
開花から冬までの記録を書いていきます。

2021年 4月

昨年と同じように4月中旬に新芽が展開してきました。
芽が膨らみ始めるまでは「これ、実は枯れてるんじゃないの?」ってくらいただの棒なので、一安心です。

そこから順調に新梢が伸びていきます。
「蕾が付くならそろそろかな~でもまだ2年目だし、さすがにないよね…。」と思いつつ観察すると!
ありました!蕾が2つ!
蕾が付くのは早くても来年くらいかな?となんとなく思ていたので驚きました。
クイーンニーナって本当に勢いがありますね。


蕾も付いてくれたのに、実はまだ仕立て方をどうするか迷っていました。
支柱をたてて棚のようにするか?レトリスみたいにするか?行灯状にするか?
今回は行灯ちっくにすることに決めました。
といっても鉢に支柱を4本立ててmそこにぐるぐる巻きつけていく感じなので、厳密に行灯ではないけど。
決めた理由は持ち運びが出来るからです。
立派な蕾なので、是非収穫までしてみたい。そのためには病気が鬼門です。
病気は雨とともにあるので、雨の時移動できる形にしました。
棚やレトリスだと移動できませんから…。

2021年 5月


5月中旬の蕾の様子です。

クイーンニーナの蕾5月中旬

まだ蕾が締まっています。
開花する時はこの蕾がバラバラにほどけてくるようなので、まだ時間がかかりそうですね。

5月27日になると少し開花してきました。
小さな虫にやられて少し花の数が減っています。
満開までもう一息といったところでしょうか?
クイーンニーナは満開時に1回目のジベレリン処理、その後2週間後くらいで2回目の処理をします。

5月28日の様子

この2日後に満開ぽっかったので1回目のジベレリン処理をしました。
ジベレリンの濃度は25ppmで、プラスチックコップに錠剤を溶かした水溶液に浸しました。
この溶液は2回目の時に使うので、冷蔵庫で保存しておきます。

2021年 6月

1回目のジベレリン処理から2週間のあと、2回目の処理をしました。
花は完全に散っていて、実が少し出来てきてる感じです。
雨が当たるのが嫌だったのでジップロックを被せてあります。

6月11日のクイーンニーナ

その後だんだん粒が大きくなってきました!
数日で一気に膨らんでくるんですね~ 
被せたジップロックが狭くて可哀そうなので、もう少ししたら違う袋を被せようと思います。

6月25日のクイーンニーナ

2021年7月

粒は順調に大きくなって立派になってきています。

が!枝に木くずが付いているのを発見しました。
どこから来たのかよく見てみるよ、小さな穴があいています。
どう見ても虫食いですよね!

さて、どうしようか?木の中に侵入する系の殺虫剤は持っていないし…
そのまま放置するのもちょっとな~と思って、その枝だけ切ってしまいました!

これが大間違いでした!  この枝、ブドウの実の真上だったんですよ!
ブドウの実は、実より先の枝から栄養を貰って甘くなると聞いたことがあります。
つまり、この実はもう甘くならないという事です!!

しかし本当にそうなのか…?しばらく観察することにしました。

2021年8月

さて、もうすぐ収穫間近の8月です。

実はとても大きくなりました。
よく売っているシャインマスカットと同じくらい大きいんじゃないかな?
あとは色がついて、甘みがのったら最高です。

8月上旬に3粒だけ味見してみました。
色はちょっと薄めだけど、赤くなってきています。
クイーンニーナは着色が難しいとも聞いたことがあるので、どのくらいの色見で収穫すればいいのかよく分かりません…。
味は、美味しかったです! まだちょっと早くて渋みがあったけど、それよりも甘みが勝っていました。
完全に渋みが抜けたら100点の味です!

8月上旬のクイーンニーナ

この3粒と同時に、以前真上の枝を切ってしまった房も見てみました。
すると…全く着色が進んでない! しかも実がちょっと柔らかくなってしまっています。
極めつけにちょっと触っただけで実が落ちちゃう!

青いままのクイーンニーナ

これはもうだめですね…。
仕方なく青いまま収穫しました。

試しに食べてみると、めちゃくちゃ酸っぱい!
食べられないことはないけど、好んでは食べません…。
でも青いブドウにも使い道はあるようで、「アグリーダ」なるものを作ってみました。
これは未熟なブドウで造る酸っぱい調味料(?)です。

作り方は簡単で、
1、ミキサーにかける
2、濾して鍋で煮る
3、保存容器に入れる
だけです。

レモン汁の代わりに使ってもいいし、ジュースとして飲んでもいいようです。




さて、8月下旬になり待ちきれず収穫してしまいました!

8月下旬のクイーンニーナ

スカスカ(笑)
十数粒だけです。
でもサイズは中々!売っている巨峰と同じサイズになっています。
味も上々!とういうか、かなり美味しいです。
やはり収穫が早かったのか、一部に渋みをすこーしだけ感じますがとにかく甘みが強い!
ジベレリン処理がうまくいっており、種はありませんでした。

子供と一緒にあっという間に食べてしまいました。
ちなみに皮は剥かずに食べました。
クイーンニーナは皮ごとはちょっと…という意見もあるようですが、個人的には全く気になりません。
最近人気の「皮ごとOK」のブドウと言っていいと思います。

ちゃんと収穫できたのは1房だったけど、大満足のおいしさでした。
2年目で立派に収穫できたから、来年への期待が高まりますね(笑)

クイーンニーナ2年目 総評

樹勢が強く育てやすいです。
初心者の私でも2年目で収穫できたのだからそれは確か!

鉢植えで軒下に置いての栽培でした。
消毒は春先に市販スプレーの消毒を数回したのみです。
たまに雨に当たっていたけど、病気は出ませんでした。
でも房掛けだけはしっかりしましょう。
虫の被害はカミキリムシ系の被害が少しありました。

ジベレリン処理は2回処理で大粒種無しが大成功でした。
満開時とかちょっと私にはわからなかったので、結構適当なタイミングになってしまったと思います。
それでもちゃんと効果は出ていたので、ざっくりのタイミングで大丈夫そうです。

2年目クイーンニーナの栽培は大成功です。
3年目はもっと沢山収穫できるように頑張ります!

1年目の栽培記録はこちらです。

【ブドウ】【クイーンニーナ】栽培1年目 | こそぶろ (kosoburo.com)

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