映像作品でこそ映える名作誕生!!世にも奇妙な物語2013年春の特別編:あらすじ

テレビ
tombud / Pixabay
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世にも奇妙な物語2013年春の特別編のあらすじです。
各話の感想と考察は、こちらにありますので興味がある方はどうぞ!

呪web

あらすじ

ロングウェルシステムで働くOL・吉田ミサキ(佐々木希)は同僚の徹と交際中の一方、上司からのパワハラに悩まされる日々を送っていた。そんな中、ミサキのパソコンに謎のメールが届く。彼女がリンクをクリックすると「呪web」へつながり、マスコットキャラの「ワラニン」が呪いのシステムを説明される。日頃の鬱憤を晴らすため、ミサキは上司にプチ呪いをかけるが…

  • 主演:佐々木希
  • 助演:藁人形のワラニン

この作品で登場する「呪Web」について簡単に解説しますと、「呪Web」は呪いたい相手の名前とコースを選択するだけで24時間以内に対象者に呪いがかかる仕様で、一度選択するとキャンセル出来ません。

呪いがかかった証拠として、呪いが発生している時の動画がメールに添付されて送られてきます。

呪いのコースは「プチ呪い(100円)」「ちょい呪い(1000円)」「ノーマル呪い(5000円)」「スーパー呪い(1万円)」「超絶呪い(10万円)」の5コース。

最低ランクの「プチ呪い」では日常のちょっとしたトラブル程度の呪いがかかりますが、ランクが上がるにつれその威力は増していき、「スーパー呪い」で長期入院が必要な病気、「超絶呪い」で死に至らしめるほどの強さとなる、といったものが本作の前提です。

ストーリー解説

主人公が上司に「プチ呪い」をかける
→主人公の携帯に「呪Web」から『上司が食事中、シャツにカレーうどんがかかる』動画が送信される
→主人公、彼氏と揉めた腹いせに上司に「スーパー呪い」をかける
→主人公の携帯に「呪Web」から『上司が心筋梗塞で倒れる』動画が送信される
→主人公、罪悪感にかられ婦女暴行殺人による指名手配犯に「ノーマル呪い」をかける
→主人公の携帯に「呪Web」から『指名手配犯が逃走中に2階から飛び降り怪我をする』動画が送信される
→その動画に「主人公の彼氏」「主人公の同僚女子」が一緒にいるところが映り込んでいる
→主人公、同僚女子に「超絶呪い」をかける
→誤解だと分かったため呪いをキャンセルしようとするが出来ない
→主人公、同僚女子の命を間一髪救う
→同僚女子の家へ。同僚女子の手に熱湯がかかったため、主人公外出。玄関で「足をひきずった人」とすれ違う
→主人公、戻ると部屋が血塗れ。部屋の押し入れ(?)から同僚女子の死体を発見
→主人公の携帯に「呪Web」から『同僚女子が部屋で刺殺される動画』が送信される
→動画内で、同僚女子のパソコン画面に「呪Web」が映っている
→主人公、同僚女子から「超絶呪い」にかけれれていることを知る
→背後を振り返ると指名手配犯がナイフを振り上げている
→暗転

石油が出た

あらすじ

世界の石油産出量が激減し、日本では1日に停電する回数が増加傾向にあった。また、大不況のどん底に置かれている日本ではまともな職に就けるのはごくわずかな定数で湯元(丸山隆平)も日々、職を求めてハローワークに通っていた。そんなある日、公園で休憩していた湯元が「役立たず」と落書きされた小便小僧を不憫に思い、落書きを消して小便小僧を綺麗にする。その後、小便をしようとした湯元の身体に異変が起こり、小便から石油を放出するようになってしまう…。

  • 主演:丸山隆平(関ジャニ∞)
  • ヒロイン:有村架純

ストーリー解説

主人公が火のついたドラム缶に放尿すると突然火の手が上がる
→病院(?)で検査を受けると尿が石油になっていることが判明
→医師(?)が呼んだ国の秘密組織(国立人体化学研究所)に拉致される
→移動中、拉致犯に頼み車を停めてもらい茂みで立ちション。タバコを一服していた工作兵のライターに引火し主人公は逃走
→翌朝、寒村の村長の家で目を覚ます主人公
→恩返しのために自分の尿をトラクターに入れ起動
→特異体質を村長に買われ、主人公はその村の役場の重役に就職。「一日百リットル」の尿(石油)を出すことをノルマにひたすら水を飲み続ける主人公
→村長が秘密裏に石油を横流ししていたことに気付いた主人公は逃走
→村人に捕まり、その場に銃を構えた国の特殊部隊が乱入
→やけになって火に尿を振りかけ、火炎攻撃を仕掛ける主人公だが、尿が石油でなくなってしまったことが判明
国の組織撤退
→数年後、主人公は引き続き役所に籍を置き、それまでと変わらない生活を送っていた。
→主人公の赤ちゃん登場。おしっこした後のあかちゃんのおむつが青い眩い光を発していて……

AIRドクター

あらすじ

ホノルル行きの機内で男性が倒れた。乗務員がドクターコールをすると1人の男が応じる。桐原(小栗旬)は優秀な外科医として男性の手当をする…
が、実は桐原はただの医学生だった。社会人1年の夏に海外医療ドラマを見て外科医に憧れ、会社を退職し3年間の猛勉強の末に私立明東医科大学に入学するも、医師国家試験に落ちた桐原は親や恋人に借りたお金を返すため、自分の生命保険を借金返済に充てようと死に場所を探して飛行機に搭乗していたのだった…。

・主演:小栗旬
・助演:温湿度計

ストーリー解説

この物語のストーリーを文字で紹介すると、面白さが半減します。
この物語は映像で見て欲しいです。

機内にいた男性が苦しみだし、CAが「この中にお医者様はいませんか?」の言葉をかける。
→挙手する主人公の青年は心のモノローグで思った。(実は私は本物の医者ではない、私立の医大に合格したが、肝心の医学試験に落ちた落第生だ)
→男性を助ける主人公。しばらくしてまたその男性が苦しみだし、その場での手術を強いられてしまう。
→主人公は助手をしてくれる人物がいないと手術できないと拒むが、CAの呼び掛けに看護師の女性、麻酔医が返事をしてきた。
→(実は私は本物の看護師ではない。ただのコスプレバーでナースの設定で働く従業員だ。看護師のワードに体が反応してしまった)
→ (実は私は本物の麻酔医ではない。ただの漫画編集を担当する増井だ。さっきは麻酔医と増井を聞き間違えただけだ)
→その後、様々な理由により人物登場⇒心の声、という描写が続く。)乗客⇒ハイジャック、乗務員⇒革命軍、CA⇒革命軍の一員、パイロット⇒乗務員、時計⇒温湿度計、エアギターの達人⇒医者)など。
→少年が「おじさんは偽物なんかじゃないよ!」という言葉に皆が反応。手術は成功するなど、様々なことが好転し無事に目的地にたどり着く。
→現地の空港に現れた強盗が、主人公に銃を向けてきた。「お前は誰だ?警察か?」と問いかける犯人。
→(実は私は本物の警察ではない) そう心に思った主人公は、犯人に向かって歩き始めて……

不死身の夫

あらすじ

三恵(檀れい)は夫の束縛する愛情が煩わしくなり、殺害することを決意し決行する。撲殺に成功し、ほっとした顔つきで自宅に戻ると、死体が消え夫が蘇っていた…。

・主演:檀れい

ストーリー解説

夫の愛情に嫌気がさした妻(檀れい)は夫殺しを計画
→鈍器で殴り殺害
→アリバイを作り自宅に帰ると夫の死体が消えている
死んだはずの夫が殴られた記憶をなくして蘇る
→今度は絞殺後、死体を山に遺棄するが、帰宅するとまたも蘇っている
→今度は寝込みを襲い刺殺。バラバラにして死体を燃やした
→序盤から登場していた「再生保険」に興味を持ち話を聞きに行く妻
→再生保険とは「自分の脳を元にクローンを作成し、自分が死亡してもクローンが自分の意識になり元の普通の人生を送れる」というものだった…
→帰宅し、夫の大切さがわかった妻は夫に謝るが妻の不倫がばれてしまい、夫に絞殺される妻
→その後、夫も自殺
→舞台は変わって葬式場。死んだはずの妻が夫の葬式に出席していた!
→式が終わり再生保険屋さんが「 再生保険は自殺したら効かないと言ったのに…」と説明。全ては妻の策略だったのだ
→策略がうまくいって高笑いする妻。しかし最後寂しそうに空を見上げて…

階段の花子

あらすじ

夏休みの学校で当直をする相川先生(徳井義実)の所へ、元教育実習生の小谷(大政絢)が忘れ物を取りに来ると、相川先生が小学校に伝わる「階段の花子」について語り始める。しかし、小谷との会話の流れから次第に「事故死した女子児童の青井さゆり」へと話がすり替わっていく…。

  • 主演:徳井義実(チュートリアル)
  • ヒロイン:大政絢

この作品の「階段の花子さん」は以下の条件付けがあります。
・花子さんが渡してくれた食べ物は口にしてはいけない
・花子さんの質問に対し嘘をついてはいけない
・花子さんに会いたければ階段を綺麗にする
・花子さんに願いを叶えてもらいたければ花子さんが望む物を与える

これらを破ってしまうと「ペナルティ」があるとのこと。

ストーリー解説

ある夏休みの日の小学校。日直勤務の相川は元教育実習生の小谷の訪問を受ける
→小谷から勧められた飴を受け取った相川は、階段を上りながら校舎に伝わる怪談「階段の花子さん」について話し出す
→大きな音がしたためその場所に向かうと、そこは渓谷で足を滑らせ転落死した青井さゆりの席だった
→小谷:「さゆりちゃんは本当に事故死だったのでしょうか…?」
→髪留め、書き置き、虐待の跡の偽証など、事故死に関する矛盾について小谷は推理を続ける。言葉少なになる相川先生
→階段まで戻ってきた二人。小谷:「さゆりちゃん、本当は殺されたんです。ここで。見てましたよ全部
小谷=階段の花子さん。階段の花子さんはさゆりから髪留めをもらったことにより『願いを叶える義務』が発生した
→さゆりが階段から落下した時相川もその場におり、階段に流れたさゆりの血を拭ったことにより『花子さんに会う』条件が成立
→階段の花子さんの質問に対し『花子さんの質問に対し嘘をついてはいけない』ということを思い出した相川は「青井さゆりは 俺が殺した」 と自供
→小谷:「あーあ、言っちゃった」。相川は急いで小谷=階段の花子さんから逃げ出す。
→降りても降りても階段が続く無限階段が目の前に広がっていき…

総評

あらすじだけ見るととても面白そうな作品が並んでいますが、どう映像作品に落とし込むかということが難しいのだと思います。
各話の感想と考察は、こちらにありますので興味がある方はどうぞ!

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